2012年06月28日

急旋回

おはようございます。
巷ではセミが鳴き始め、夏まっさかりの沖縄です。

さて本日は「急旋回」(steep turn)という名の訓練科目をお伝えいたします。
文字通り、急な角度で右に一周、その後左に一周、といった具合に飛行機を操縦するのですが、
一定の角度を維持しながらの旋回は簡単そうに見えますが、実はそうでもないのです。
旋回すると飛行機の浮く力が減少します。 それを補うため、意図的に操縦桿を引いて上昇の姿勢を作ることをしますが、そうすると結果的に速度が減少してしまうんです。
そこで、そうならないようにエンジンの出力を上げます。
車とちがい、曲がる時には高度、速度にも影響しますのでそれらを同時に修正しながら右や左に曲がるところが大きな違いなんですね。
ちなみに飛行機が60度の旋回角度で曲がると、体重の二倍の重力が体にかかる計算となります。
操縦席からみるとこんな感じの旋回となりますよ。

http://www.youtube.com/watch?v=r6VknTZoeVE

東島



Posted by FSO at 09:47│Comments(0)
 
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