2012年04月03日
非常口ドア
みなさん、こんにちは。上田です。
今日は、3月下旬に中国で起こったある出来事に関してみてみます。
まずは、こちらのリンク人生初飛行機を便意で止める、トイレと間違え非常口ドアをオープンから見てみてください。
乗客がトイレのドアと間違えて非常口を開けてしまったというのがこの事件なんですが、記事には「離陸後ならば大事故に繋がっていた」とかいてあります。
では、本当にそうなのでしょうか?
飛行機が飛んでいる最中に非常口を開けるとどうなるのか。
旅客機というのは、高高度を飛んでも中の乗客乗務員が安全かつ快適にいられるように機内の気圧を外気圧よりも高く保っています。そんな中でドアが開けられたりすると、ドアは猛烈な勢いで開いて高気圧に保たれている機内の空気がその非常口から抜け出ようとすごい勢いで流れていくでしょう。そうしたら、そのそばに立っていた人はそこから吐き出されて(?)しまいます。これは「大事故」以外のなにものでもないですよね
ただ、機内外の気圧に差が生じてくるのは、ある程度の高度に登ってからなんです。なので、離陸直後などの低高度で非常口を開けても、おそらく少し(?)風を感じるくらいで済むでしょう しかし、低高度であれば非常口を開けても問題ないというわけではもちろんありません。非常口を開けると脱出シュートが飛び出してきます。しかし、飛行機が飛んでいるほどの風圧を受けるとそのまま外れてしまうのではないでしょうか。外れたそれが飛行機に引っかかることなく落ちて行ってくれればいいのですが、もしエンジンに吸い込まれたり、可動翼にでも引っかかったりしたら・・・
いずれにしても「大事故」に繋がる可能性が多々あったというわけですね
飛行機というものは、正しい使われ方をしていると非常に安全な乗り物でもあるのですが、そのためには乗務員のみならず、乗客の正しい知識も必要ということでしょうか。旅客機の座席ポケット部分には必ず「安全のしおり」が備えられています。見ない人も多いと思われますが、自分の命、さらには飛行機に乗っている全員や地上の人の命のためにも、一度目を通すようにしましょう
今日は、3月下旬に中国で起こったある出来事に関してみてみます。
まずは、こちらのリンク人生初飛行機を便意で止める、トイレと間違え非常口ドアをオープンから見てみてください。
乗客がトイレのドアと間違えて非常口を開けてしまったというのがこの事件なんですが、記事には「離陸後ならば大事故に繋がっていた」とかいてあります。
では、本当にそうなのでしょうか?
飛行機が飛んでいる最中に非常口を開けるとどうなるのか。
旅客機というのは、高高度を飛んでも中の乗客乗務員が安全かつ快適にいられるように機内の気圧を外気圧よりも高く保っています。そんな中でドアが開けられたりすると、ドアは猛烈な勢いで開いて高気圧に保たれている機内の空気がその非常口から抜け出ようとすごい勢いで流れていくでしょう。そうしたら、そのそばに立っていた人はそこから吐き出されて(?)しまいます。これは「大事故」以外のなにものでもないですよね
ただ、機内外の気圧に差が生じてくるのは、ある程度の高度に登ってからなんです。なので、離陸直後などの低高度で非常口を開けても、おそらく少し(?)風を感じるくらいで済むでしょう しかし、低高度であれば非常口を開けても問題ないというわけではもちろんありません。非常口を開けると脱出シュートが飛び出してきます。しかし、飛行機が飛んでいるほどの風圧を受けるとそのまま外れてしまうのではないでしょうか。外れたそれが飛行機に引っかかることなく落ちて行ってくれればいいのですが、もしエンジンに吸い込まれたり、可動翼にでも引っかかったりしたら・・・
いずれにしても「大事故」に繋がる可能性が多々あったというわけですね
飛行機というものは、正しい使われ方をしていると非常に安全な乗り物でもあるのですが、そのためには乗務員のみならず、乗客の正しい知識も必要ということでしょうか。旅客機の座席ポケット部分には必ず「安全のしおり」が備えられています。見ない人も多いと思われますが、自分の命、さらには飛行機に乗っている全員や地上の人の命のためにも、一度目を通すようにしましょう
Posted by FSO at 17:23│Comments(0)
│飛行機小話